英国citizenship教育(2)ープログラム内容

英国citizenship教育(2)ープログラム内容

今回はNational curriculumで設定されているcitizenshipの学習目標・学習内容について紹介します。
公表されている資料はこちらです。
学習の目的・ねらい・達成目標と教科の内容について記載されています。
Department for Education (2013): Citizenship programmes of study: key stages 3 and 4

学習の目的

citizenshipは、生徒が”社会に十分に、主体的に”関わっていけるようになる(prepare them to play a full and active part in society)ことを学習の目的としています。
特に民主主義、政治、法について理解し関心を持つようになることに重きを置いているとのことです。

具体的な授業の中では、エビデンス(evidence)、ディベート(debate)、根拠に基づいた議論(reasoned argument)を大切にして、政治的・社会的問題に対して批判的に考えられるようになることを目指します。

また、英国ではcitizenshipの教科の中にfinancial educationの要素も含まれており、
お金をどのように管理していくかについてもこの教科内で学習していきます。

ねらい

以下のような内容が学習のねらいに設定されています。

  • 政治のしくみについて理解し、自分がどのように関わっていくか考える
  • 法と裁判の仕組みについて理解する
  • ボランティア活動などに参加してみる(社会参加の第一歩)
  • 政治的問題について批判的に考え、議論できるスキルを身につける
  • 短期的・長期的スパンでのお金の管理ができるようになる

達成目標と教科の内容

Key stage3と4で、上記ねらいを達成するためにどんな内容が授業で扱われるべきか書かれています。

Key stage3では主に上記ねらいにあげられた内容について、英国内の社会の仕組みの理解が学習の中心となります。
Financial educationの分野については、予算の組み方とリスク管理などが扱われます。

Key stage4ではKey stage3の各領域を発展させた内容となり、
英国外の国の政治システムなどの勉強や、欧州・国際社会の中での英国のあり方の学習、
異なるバックグラウンドの人との相互承認や相互理解についても学びます。
Financial educationの分野には、借金、保険や年金、金融商品などについての学習も入ってきます。
公的資金がどのように集められ、使われるかについてもここで学習するようです。

以上、National curriculumとして設定されているcitizenshipという教科の内容でした。
次回はシティズンシップ教育の中で重要な要素の一つとされている”論争的な課題(controversial issues)”を扱う学習について書きたいと思います。

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